SaaSとは?開発を始める前に知っておくべき5つのポイントを解説

2022.08.17
カテゴリー:開発

・SaaSって聞くけど、そもそもSaaSのことがよくわからない。。。

・SaaS開発をするなら、どういうことに気をつけたほうがよいか知りたい?

といった疑問をお持ちでないでしょうか。昨今、クラウド開発が主流となってきており、SaaSの開発を導入を検討しているかと。

なんとなくSaaSはクラウドに関連するのはわかるが、どういった特徴があるのか、わかりにくいかもしれません。

そこで、SaaSとはなんなのか?SaaS開発をする際のポイントを解説します。

この記事を読むと、「SaaSで開発を始めるための基礎知識」がわかります。

 

SaaSとは

SaaS(サース・サーズ)とは「Software as a service」の略称です。

クラウド上に作ったソフトウェアを利用できるサービスです。

SaaSのことがわかるように、もう少し具体的に下記を説明します。

  • SaaSの特徴
  • SaaSの代表例
  • SaaSと他のクラウドサービスの違い

一つずついきますね。

 

SaaSの特徴

SaaSの特徴は、インターネットを経由して、各種のサービスを利用できることです。

主なできることには

  • インターネット上にデータを保存でき、PCの容量を圧迫しない
  • 一つのデータを複数人で編集したり閲覧が可能
  • PCやスマホといった色んなデバイスからアクセスできる
  • 自社でソフトウェアを開発する手間と導入時のコストが下げられる
  • ユーザーが資源をソフトウェアを管理する手間が減るのでランニングコストが抑えられる

などがあります。

SaaSを導入することで、開発時に発生するさまざまな制約が解消されたり、コスト削減や生産性アップが期待できます。

 

SaaSを使ったサービスの代表例

SaaSを使ったサービスをイメージしやすいように、代表例をいくつか紹介します。

  • ビジネスチャット(Slack・ChatWorkなど)
  • メール(Gmail・Outlookなど)
  • Web会議(zoom・Google meetなど)
  • SNS(Instagram・Twitterなど)
  • プロジェクト管理(Trello・Redmineなど)

などがあります。

SaaSは身近で使っているサービスや仕事で使うツールによく利用されていますね。

 

SaaSと他のクラウドサービスの違い

SaaS以外にも、クラウドサービスとして、PaaSやIaaSがあります。

違いを言うと、ユーザーから提供されるサービスの範囲です。

 

SaaS PaaS IaaS
アプリケーション × ×
ミドルウェア ×
OS ×
ハードウェア
特徴 ソフトウェアを提供 プラットフォームを提供 ITインフラを提供
自由度 低い 中間 高い
主な利用者 一般のユーザー ソフトウェアの開発者 システム構築
利用しやすさ 容易 普通  難しい
コスト 低い 中間 高い
代表例 ・Slack

・Microsoft Office 365

・Amazon Lambda

・Microsoft Azure App Service

・Amazon Web Services

・Microsoft Azure

です。

ある程度決まった枠組みのなかで簡単に利用できるので、SaaSを使うユーザーが多いでしょう。

そのため、SaaS開発をすることによって、さまざまなユーザーにサービスを使ってもらいやすくなります。

 

続いては、SaaS開発をするために、気を付けるべき5つのポイントを解説しますね。

 

SaaS開発を始める前に知っておくべき5つのポイント

SaaS開発を始める5つのポイントですが

  • フルスクラッチ開発になること
  • Web系のプログラミング言語を使用すること
  • インフラの技術投資をすること
  • UI/UXにコストをかけること
  • SaaSの開発原則を知っておく

一つずつ解説しますね。

 

フルスクラッチ開発になること

SaaSの開発を行う場合、フルスクラッチ開発が必要です。

サービスを提供するため、既存のシステムを使わないで、システム開発するため。

SaaSの開発を容易にするような、サービスはありません。

(SaaS開発するための使えるSaaSはないなど)

そのため、SaaS開発をする場合、フルスクラッチで進める前提で考えたほうがよいでしょう。

 

Web系のプログラミング言語を使用すること

Web系のプログラミング言語を使用できないと開発できません。

SaaSはweb上でサービスを提供するので、Web系の言語を使わないといけないから。

開発言語の例として

  • Java
  • Go
  • Swift
  • Ruby
  • Python

などを使った開発が必要です。

SaaS開発をするなら、Web系のプログラミングをできる要員の確保が必要でしょう。

 

ITインフラの技術投資をすること

ITインフラの技術投資をしないとSaaS開発後にサービスの提供が難しくなります。

サービスを提供しているユーザーや企業が増えると、接続が切れやすくなり、対応するのが必要だから。

  • サーバーがダウンしないように負荷分散
  • サーバー障害発生時の対処法のマニュアルを作成する
  • ネットワークを監視する体制を作る

ユーザーからの満足度を高めるために、ITインフラへの投資も忘れないようにしましょう。

 

UI/UXにコストをかけること

UI/UXにコストをかけて、利用者が使いやすいUI/UXの設計をすることが大切です。

なぜなら、UI/UXがよいと、

  • Webサイトの見た目が良い
  • 操作性がよくどこに何があるかわかる

と、ユーザーがサービスを利用して良い体験を得て、満足度が高くなります

そのため、サービスの導線をわかりやすくしましょう。

 

SaaSの開発の原則を知っておく

SaaSの開発の原則を知っておくと、SaaS 開発をする際に失敗しにくくなるでしょう。

The Twelve Factorsが2012年に提唱した内容で、SaaS開発に携わる方向けに方法論がまとめられています。


I. コードベース
バージョン管理されている1つのコードベースと複数のデプロイ
II. 依存関係
依存関係を明示的に宣言し分離する
III. 設定
設定を環境変数に格納する
IV. バックエンドサービス
バックエンドサービスをアタッチされたリソースとして扱う
V. ビルド、リリース、実行
ビルド、リリース、実行の3つのステージを厳密に分離する
VI. プロセス
アプリケーションを1つもしくは複数のステートレスなプロセスとして実行する
VII. ポートバインディング
ポートバインディングを通してサービスを公開する
VIII. 並行性
プロセスモデルによってスケールアウトする
IX. 廃棄容易性
高速な起動とグレースフルシャットダウンで堅牢性を最大化する
X. 開発/本番一致
開発、ステージング、本番環境をできるだけ一致させた状態を保つ
XI. ログ
ログをイベントストリームとして扱う
XII. 管理プロセス
管理タスクを1回限りのプロセスとして実行する
引用元:The Twelve Factor


今の時代の開発にも適用できる内容ですね。
気を付けるポイントを踏まえつつSaaS開発を行うさいに気をつけましょう。

 

まとめ:SaaS開発のポイントを踏まえて進めてプロジェクトを成功させよう

SaaS開発とは、クラウドサービスの一つです。

導入することによって、データの共有での生産性アップやコスト削減が期待できます。

簡単にユーザーがサービスを利用できるので、GoogleやMicrosoftなどの身近なサービスで多く使われています。

SaaS開発をすることによって、多くのユーザーにサービスを利用してもらいやすくなるでしょう。

そのため、SaaS開発をするなら、

  • フルスクラッチ開発になること
  • Web系のプログラミング言語を使用すること
  • インフラの技術投資をすること
  • UI/UXにコストをかけること
  • SaaSの開発原則を知っておく

の5つのポイントを踏まえつつ、開発を推進しましょう。

あなたがSaaS開発を進める際のお役に立てれば幸いです。