社内満足度を高めるために、さまざまな施策を検討している人もいるでしょう。
ただ、良い案が浮かばず、なかなか前に進めないとお悩みの方もいるはずです。
そこでこの記事では、社員が主体的に取り組める社内満足度向上に役立つ「5つのアイデア」をご紹介します。
また、社内満足度向上が必要な理由も解説しているので、今後の動き方の参考にしてみてください。
目次
社内満足度向上が求められる3つの理由
企業と従業員の関係を良好に保つため、近年では、社内満足度の向上に力を入れる企業が増えています。
以前までは、社内満足度を考える企業が少ない状況でした。しかし、人材不足や少子高齢化の影響を受けて、従業員の働きやすさを大切にすべき理由が大きくなっているのです。
そこでまずは、社内満足度向上が求められている理由を3つご紹介します。
まだ社内満足度への対策を検討していない方は、ぜひご参考ください。
①不満を抱えた従業員の離職率アップ
近年では、転職するハードルが下がったことにより、従業員が離職しやすい環境が生まれています。
例えば、企業に対して不満を抱えている従業員がいる場合には、転職サイトなどを使って別の企業へ移る人もいます。また、より良い条件を求めて転職を検討する人もいる状況です。
そのような中で、社内満足度が低く働きづらい環境のままにしていると、少しずつ従業員が減っていきます。離職率が高まってしまうと、事業規模を小さくせざるを得なくなる場合もあるので、従業員の不満を見抜き、改善策を講じる必要があるのです。
②環境の悪さによるモチベーションダウン
働いても相応の評価・報酬をもらえないというように、職場環境が悪いと、従業員のモチベーションが下がってしまいます。
モチベーションは、働く意欲や集中力低下にもつながり、売上や顧客への対応にも影響を及ぼすのが特徴です。よって、モチベーションが下がった状態で業務を行ってしまうと、将来的に企業経営にも影響が出てしまうかもしれません。
モチベーションダウンする従業員が増えるたびに、大きな影響を生み出すため注意が必要です。
③従業員同士のコミュニケーション悪化
従業員や部署ごとに、待遇や業務量の差や、優劣の差があると、人間関係が悪化する可能性があります。特に職場環境の悪い企業では、コミュニケーションで問題が発生する場合も。
コミュニケーション問題が発生すると、連携が必要な業務を滞らせてしまうほか、取引先や顧客との関係が悪くなる可能性もあるでしょう。関係の悪い状況を放置したままでいると、売上や従業員の獲得にも大きな影響を及ぼします。企業活動を維持するためにも、従業員のコミュニケーショントラブルは早期改善が必要です。
社内満足度を改善・向上する5つのアイデア
「社内満足度を向上させたい」「従業員が抱える不満を改善したい」と考えているなら、こちらで紹介する5つのアイデアを実践してみてはいかがでしょうか。
企業によって、改善・向上のポイントが異なります。自社に合うと感じる社内満足度向上の方法を実践してみてください。
また、以下の記事では社内満足度向上に役立つ「従業員エンゲージメントサービス」を5つご紹介しています。あわせてご参考ください。
①社内コミュニケーションの促進
社内の人間関係を良くしたい、風通しの悪い職場状況をどうにかしたいと考えているなら、社内コミュニケーションの促進を図ってみてはいかがでしょうか。例えば、次のような方法で、コミュニケーションの取りやすさが変化します。
- サンクスカードの導入
- 社内SNSの活用
社員同士がコミュニケーションを取りづらいなら、コミュニケーションが取れる環境を作ることが大切です。
きっかけがあれば、自然と会話の数が増えていくため、働きやすい職場環境を整えることができるでしょう。
②社内イベントの開催
部署内だけでなく、他部署とも分け隔てなくコミュニケーションを取ってほしいのなら、社内イベントを開催してみてはいかがでしょうか。例えば、次のような方法で、気軽にイベントを開催できます。
- ビデオ会議ツール
- オンラインチャット
イベントの企画内容は、業務研究発表会、報告会など、他部署を知ることができる内容にするといいでしょう。
普段会話する機会のない人たちと顔合わせすることによって、各従業員の仕事状況や、業務に対する考え方をシェアでき、全社員の結束力を強められます。
③従業員が自主的に学べる環境を整える
従業員が働きにくいと感じるのは、働くうえでの基礎となる「マニュアル」「ルール」がうまく整備できていないことが関係しています。新入社員が入ってきたけど、何も教えてもらえずストレスを抱え、すぐに退職してしまうという状況もあり得るでしょう。
そこで、従業員が自主的に学べる環境を整えるために、次のような方法を実践してみてはいかがでしょうか。
- 社内ルール・マニュアルのプラットフォームを準備する
- 社内教育に力を入れる
従業員が自主的に動くためには、あらかじめ企業が行動しやすい環境を整えることが大切です。
近年では、社内の情報を整理できるサービスも登場しています。
後述する従業員エンゲージメントサービスを利用して環境を整備できるので、ぜひ参考にしてみてください。
④フレックスタイム制度の導入
働き方改革やリモートワークの導入の影響を受け、働きやすさを重視する人が増えています。そこで、社内でも働きやすさを求める声があがっているのなら「フレックスタイム制度」を導入してみてはいかがでしょうか。
フレックスタイム制度とは、労働時間を自ら決めて業務に取り組む制度のことです。一般的な9〜17時の働き方ではなく、時間をズラしたり、休日を移動させたりと、従業員の生活に合わせて労働時間を検討します。
自身の生活に合わせられる職場であれば、従業員の社内満足度も向上しやすく、モチベーション維持・向上効果を期待できます。近年ではフレックスタイム制度を導入する企業も増えていることから、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
⑤アンケートの導入
社内に不満が出ているが、その理由が分からないとお悩みなら、まずはアンケートを実施してみましょう。
アンケートでは、現在会社に抱えている不満について記載してもらい、現状の社内満足度を把握。あとは、集計した情報に優先順位を付けることで、必要な対策を抽出できます。
このとき、配布するアンケートは匿名で提出できるようにすることが大切です。従業員の赤裸々な気持ちをダイレクトに受け取れるため、より具体的かつ効果的な対策を検討できます。
従業員エンゲージメントサービスで社内満足度を高めよう
前述した社内満足度向上のアイデアを実現したいなら、施策を効率的に実施できる「従業員エンゲージメントサービス」の導入がおすすめです。
最後に、従業員エンゲージメントサービスの機能を2つご紹介します。社内満足度向上に取り組みたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
①社内満足度の情報を一括管理できる
従業員エンゲージメントサービスでは、従業員の情報を個別で登録し、ステータス情報をチェックできます。
部署や年齢など、必要な情報を一括管理できるため、社内満足度の状況をいつでも気軽に確認。
施策の進行状況や、関係者への連絡なども実施できます。
②社内の情報を収集・分析できる
従業員エンゲージメントサービスを利用すれば、社内で実施された情報を収集し、自動で分析を行えます。
例えば、アンケートを実施して課題を抽出したい場合には、従業員エンゲージメントサービスを通じて関係者にシェアするといいでしょう。
収集した情報を分類分けして、自社の課題をあぶり出せるため、効率的な施策検討に役立ちます。
おわりに
この記事では、社内満足度向上が必要とされる理由や、アイデア、そしてアイデアを効率的に実現させる「従業員エンゲージメントサービス」の特徴をご紹介しました。
人材の入れ替わりが激しい現代では、いかに従業員に長く働いてもらえるかが、起業経営に欠かせない要素となっています。
社内満足度を向上し、従業員に不満なく働いてほしいのなら、この機会に施策を検討してみてください。また、効率的に施策を実施したいなら「従業員エンゲージメントサービス」がおすすめです。
以下記事では、導入におすすめのサービスを紹介しているので、合わせてご参考ください。