AI技術の発展により、近年ではアプリケーション開発にもAIが導入されるようになりました。
なかには、このAIアプリケーション開発に興味をお持ちの方もいるでしょう。しかし、詳しく理解できていない人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、AIアプリケーション開発の概要と、開発事例、そして開発に必要となる知識について解説しています。またリーズナブルに利用できるオフショア開発についての情報も紹介しているので併せてチェックしてみてください。
目次
AIアプリケーション開発とは?
AIアプリケーション開発とは、従来のアプリケーション開発にAIの技術を導入した開発方法のことです。
AIが持つ機械学習やディープラーニングの技術を活用し、アプリケーションに次のような機能を搭載できます。
- 画像認証機能
- 文字認識機能
- ビッグデータ分析機能
AIアプリケーションは、近年の人材不足や仕事効率化に必須の技術です。すでに金融業界や医療業界、土木建築業界でも導入が進んでおり、年々需要が高まっています。
また、AIには独自のルールで学習を進めるアルゴリズムがルールづけられており、プログラミング言語の「Python」を利用して構築されています。AI導入にはプログラミング言語の知識や能力が必要だということも把握しておきましょう。
AIアプリケーション開発でどんなものが制作できるの?
今話題を集める「AIアプリケーション開発」ですが、いったいどのようなアプリを開発できるのでしょうか。
ここでは、すでにリリースされて日常に溶け込んでいるAIアプリケーションを3つ紹介します。他分野で活躍するAI技術ですので、それぞれのアプリの特徴を見ていきましょう。
①顔認証機能で写真可能「SNOW」
女子高生を中心に人気を集める写真アプリ「SNOW」には、顔認証機能のAIが導入されています。
以前までの顔認証機能は顔の位置を判断することしかできませんでした。一方SNOWには目や鼻、口の位置といった細かい顔認証が行われ、撮影画面で常時顔を加工した画面を映し出します。
高精度の加工が行えることはもちろん、加工できるパターンの数も多く、かわいい顔や面白い顔など、写真撮影後に必要だった写真編集の手間を大幅に削減できます。
②コーディネートの提案「XZ(クローゼット)」
服装のコーディネートアプリの「XZ(クローゼット)」には、手持ちの洋服の組み合わせを提案してくれるAIが導入されています。
このアプリケーションでは、次に示すコーディネートの組み合わせをAIが自動で認識し提案を行ってくれます。
- 洋服の色
- 季節
- 洋服ジャンル
- 袖・丈長
XZは自身の洋服をあらかじめ登録していくことで、自動で着回しコーデを提案してくれます。天気予報や気温にあわせたコーデ予報を作ってくれたり、前日と被らない着回しコーデを提案してくれるなど、服装選びが苦手なユーザーの悩みを解決してくれる便利なアプリです。
TVメディアでも取り上げられたことによって、すでに180万ダウンロードを突破しています。利用ユーザーや登録コーデ数が多ければ多いほど高精度な着回しを実現してくれるため、リリース後もAI技術が成長を続けています。
③画像や文字をデータ認識「ClipOCR」
文字認識アプリ「ClipOCR」には、画像に含まれる文字をデータ化してくれる業務向けAIが搭載されています。
ClipOCRを利用すれば、手書き文字やオリジナルデータがない資料を文字データ化できます。かなり高精度の文字データ化ができるため次のようなことに利用されます。
- 外出時のメモの文字データ化
- 講習会資料の文字データ化
- 打ち合わせメモの文字データ化
写真撮影をした瞬間、すぐに文字認識が実行されます。変換したデータは、コピーしてメール、SNS、その他文書ツールへ貼り付けることができるので、オフラインでの仕事の課題を解決するアプリとして人気を集めています。
AIアプリケーション開発に必要な知識
AIアプリケーション開発は、次の手順で開発工程が進みます。
- 要件定義(構成の検討)
- 設計(デザイン)
- プログラミング言語(コーディング)
- テスト
- リリース
この工程の中にAIモデルを組み込むのであれば、ここで紹介する3つの知識を理解しておきましょう。初めてのAIアプリケーション開発であれば重要なポイントです。
①データの収集
AIアプリケーション開発では、アプリケーション導入前にAIにデータを学習させる必要があります。何も学習していない状態でAIを導入しても、低品質な結果しか生み出しません。そのため、まずはデータ収集を実施し効率的にAI学習を進めていきましょう。
特にインターネットの情報を自動で収集する「Webスクレイピング」といった知識があれば、効果的なAIアプリケーションを開発できます。
②データの事前処理
データ収集等が完了したら、目的とするアプリケーションの内容に併せて次の学習を実施しましょう。
- マシンラーニング(機械学習)の場合
- 教師あり学習(顔認証、天候予測)
- 教師なし学習(ECサイトのレコメンド機能)
- 強化学習(ゲーム、自動運転)
- ディープラーニングの場合
- CNN(畳み込みニューラルネットワーク)
- RNN(リカレントニューラルネットワーク)
- LSTM(Long Short Term Memory)
- GAN(Genera tive Adversarial Networks)
ここで理解しておきたいのが、マシンラーニング(機械学習)とディープラーニングはそれぞれ異なる学習方法だということです。アプリケーション開発の内容によって導入するAIが異なります。どういった学習を実施するのか検討を行いましょう。
③アプリ構築
高精度のアウトプットができるAIが完成しても、アプリに導入できなければ効果を発揮できません。AIアプリケーション開発を行う場合には次のような知識も求められます。
- アプリデザイン
- フロントエンド(操作)
- バックエンド(サーバ)
AIアプリケーション開発にも複数の知識・技術が必要であることから、チームで動く場合が多くあります。自身にできる開発内容を理解し、不足している部分に対応できる人材を探していきましょう。
AIアプリケーション開発に特化したエンジニア確保なら「SOFTASIA」がオススメな理由
AIアプリケーション開発の知識と技術があれば、ユーザーニーズに合った魅力的なサービスを提供できます。しかし開発ではAIの知識やアプリ構築の知識、そして人材の確保が必要です。
このとき、エンジニアが不足していてAIアプリケーション開発が難しいのならリーズナブルな価格でハイスペックエンジニアを提供する「SOFTASIA」をご活用ください。
最後にSOFTASIAを利用する魅力を3つ紹介します。
①幅広いアプリケーション開発に特化
SOFTASIAはAIアプリケーション開発はもちろん、次のような開発を含む幅広い開発に特化しています。
- IoTアプリケーション開発
- AR・VRアプリケーション開発
- SaaSアプリケーション開発
- モバイルアプリ開発
また、SOFTASIAではオフショア開発によるエンジニアの提案を行っています。幅広い分野に特化したエンジニアを確保できるため、AIアプリケーション開発に必要な人材を確保できます。
②オフショア開発をリーズナブルに利用できる
SOFTASIAでは、オフショア開発を利用して、リーズナブルな価格で高品質なエンジニアを提供しています。
国内エンジニアを雇う場合には大きな費用が必要ですが、オフショア開発なら国内相場よりも安くエンジニアを確保できます。Webコミュニケーションを通じてやり取りができることはもちろん、日本語学習修了済みのエンジニアへの依頼も可能ですので、国を越えた障壁が小さいのも特徴です。
③テストや面談を実施ができる
海外のオフショア開発を利用するのが不安だという人もいるでしょう。SOFTASIAでは、利用前にエンジニアのテストや面談を実施しているため、安心して利用できるか事前確認が可能です。
コミュニケーション能力、エンジニアリング技術が満足しているのか、確認したうえで利用してみてください。
おわりに
この記事では、現在ニーズが高まっているAIアプリケーション開発の特徴と、活用事例、開発に必要な知識を紹介しました。
従来のアプリケーション開発にAIを導入することによって、高精度のサービス提供が可能となります。
もしAIアプリケーション開発の外部委託や人材確保のオフショア開発をご希望なら、幅広いアプリケーション開発に精通している弊社へご相談ください。