子供向けのプログラミング学習ツール「Scratch(スクラッチ)」を導入するために、新しいパソコンを購入したいと考えていないでしょうか。しかし、選び方がわからないと悩んでいる方も多いはずです。
そこでこの記事では、Scratchの導入に必要なパソコンのスペックについて解説します。また、パソコンの選び方や、10万円以内で購入できるおすすめのノートパソコンも紹介しているので、子供のプログラミング学習のために役立ててみてください。
Scratchの概要から知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
Scratch(スクラッチ)とは?子供のプログラミング学習におすすめの無料ツールを紹介
目次
Scratchの動作環境
Scratchは、Webブラウザを通じて利用できるプログラミング学習ツールです。つまり、パソコンの処理に関わる「OS」「対応Webブラウザ」などをチェックしながらパソコンを選ぶ必要があります。
参考として、Scratchの公式サイトで公開されているScratchの動作環境を整理しました。
デスクトップ・ノートパソコン | タブレット | |
推奨OS | Windows 10 バージョン1709以上
MacOS 10.13以上 |
iOS バージョン10以降(タブレットのみ)
Android 7.0以上 (タブレットのみ) |
サポートブラウザ | Chrome (バージョン63以上)
Edge (バージョン15以上) Firefox (バージョン57以上) Safari (バージョン11以上) |
Mobile Chrome (バージョン63以上)
Mobile Safari (バージョン11以上) |
出典:Scratch公式サイト「よくある質問」
上表の内容をまとめると、古すぎないパソコンであれば問題なくScratchを操作できます。新品のパソコンなら特に問題ありませんが、中古版のパソコンを購入する場合には、新しい機種を選ぶように注意しましょう。
また、Scratchを利用するパソコンがWindows・Macの場合の必要スペックを整理しました。
Windows | Mac | |
メモリ(RAM) | 4GB以上 | 512MB以上 |
空き容量 | 150MB以上 | 150MB以上 |
また、オンラインプログラミング教室などを利用することを想定して、Bluetooth対応およびカメラ内蔵のパソコンを購入するのがおすすめです。最後に必要となるパソコンのポイントを以下にまとめました。動作環境が詳しくわからない方は、以下の情報を参考にしてみてください。
- 古すぎないパソコンを購入する
- Blietooth対応のパソコンを選ぶ
- カメラ内蔵のパソコン(モニター)を選ぶ
Scratchを導入するパソコンの選び方
自身でScratchを導入するパソコンを選びたい方向けに、選定のポイントを5つ紹介します。それぞれの項目をチェックしつつ、最適なパソコンを探してみてください。
①CPUやメモリから選ぶ
パソコンを購入する際には、処理速度に関わるCPUやメモリをチェックすることが重要です。
最近のパソコンは、コアi5、4GB以上のスペックが多数登場しています。直近数年以内のパソコンであれば、ほぼスペックを満たしているので、古すぎないパソコンを購入しましょう。
②OSから選ぶ
パソコンを購入する際には、Windows・Macのうち、どちらのパソコンを選ぶのが良いか検討することが大切です。
WindowsとMacでパソコンの操作環境が違うので、ネットの口コミ情報や販売店で実際に操作感をチェックしてみるのがおすすめです。
③ストレージから選ぶ
Scratchを導入するパソコンを選ぶ際には、データ保存に関わるストレージ(パソコン容量)をチェックすることも大切です。
もしScratchだけの目的でパソコンを購入するのならストレージの少ないもの(推奨150MB以上)で問題ありませんが、日常的にパソコンを使う予定があるのなら、128GB以上のストレージをもつパソコンがあると便利です。
④パソコンの画面サイズから選ぶ
Scratchといったプログラミング学習では、文字を入力しながら学習するため、なるべく大きなパソコン画面で操作するのがおすすめです。
少なくとも12inch以上の画面サイズがあれば、窮屈さを感じることなくプログラミングを学習できるでしょう。
⑤パソコンの価格から選ぶ
パソコン選びで最も重要なのが、価格帯を見て選ぶことです。
パソコンはメーカーやスペックによって価格が変化します。価格はピンキリですので、まずは予算を決め、その金額に合うパソコンを探してみてください。もし予算を決められないとお悩みなら、10万円以下で設定しておくと良いでしょう。
次項ではパソコン購入の参考として、おすすめのノートパソコンを紹介しています。価格情報も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Scratchの導入がおすすめのノートパソコン4選
最後に、Scratchの導入に利用できるおすすめのノートパソコンを4つ紹介します。
それぞれ10万円以下で購入できる製品ばかりです。予算に合うノートパソコンがあるか、ぜひ参考にしてみてください。
①Dell(デル)
出典:Dell「Inspiron13」
Dell(デル)というメーカーでおすすめなのが「Dell モバイルノートパソコン Inspiron 13」です。
重さが1.2kg程度なので、持ち運びにも役立ちます。また、ノートパソコン本体にWebカメラが搭載されているので、この製品ひとつでScratchの学習が可能です。
メーカー | Dell(デル) |
参考価格 | 93,499円(税込) |
製品サイズ | 縦20.34cm×横30.6cm×厚み1.58cm |
重さ | 1.23kg |
画面サイズ | 13.3インチ |
解像度 | 1920×1080 ピクセル(フルHD) |
OS | Windows |
CPU | 第11世代Intel Core i3-1115G4 |
メモリ | 8GB |
SSD | 256 GB |
②HP(ヒューレットパッカード)
HP(ヒューレットパッカード)というメーカーでおすすめなのが「HP 2020 Pavilion X360 2-in-1 コンバーチブル 14インチ」です。
タッチスクリーンタイプのノートパソコンであり、タブレットとしても利用できます。画面サイズも14inch程度と大画面なので、画面の見やすさに優れています。
メーカー | HP(ヒューレットパッカード) |
参考価格 | 80,075円(税込) |
製品サイズ | 縦22.1cm×横32.5cm×厚み1.78cm |
重さ | 1.6kg |
画面サイズ | 14インチ |
解像度 | 1366×768 ピクセル |
OS | Windows |
CPU | 第10世代 Intel Core i3-1005G1 |
メモリ | 8GB |
SSD | 128 GB |
③ASUS(エイスース)
出典:ASUS「VivoBook 15」
ASUS(エイスース)というメーカーでおすすめなのが「VivoBook 15(8GB・SSD 256GB/15.6インチ」です。
若干大き目のノートパソコンですが、パソコンのスペックに優れています。また、高音質かつ急速充電に対応しているのが魅力です。
メーカー | ASUS(エイスース) |
参考価格 | 89,800円(税込) |
製品サイズ | 縦23cm×横35cm×厚み2cm |
重さ | 1.7 kg |
画面サイズ | 15.6インチ |
解像度 | 1920×1080 ピクセル(フルHD) |
OS | Windows |
CPU | Intel Core i5-1035G1 |
メモリ | 8GB |
SSD | 256 GB |
④Lenovo(レノボ)
Lenovo(レノボ)というメーカーでおすすめなのが「Lenovo ノートパソコン IdeaPad Flex 550i 」です。
マルチタッチ対応型のノートパソコンであり、Webカメラ・Blietoothにも対応しています。
メーカー | Lenovo(レノボ) |
参考価格 | 37,800円(税込) |
製品サイズ | 縦21.7cm×横32.1cm×厚み1.8cm |
重さ | 1.5 kg |
画面サイズ | 14インチ |
解像度 | 1920×1080 ピクセル(フルHD) |
OS | Windows |
CPU | 第11世代 Core i5 |
メモリ | 8GB |
SSD | 256 GB |
おわりに
この記事では、プログラミング学習ツール「Scratch」の導入におすすめのパソコンについて解説しました。パソコンを選べないと悩む方向けにおすすめのノートパソコンもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
また、Scratch学習のために、オンラインプログラミング教室を探しているのなら、以下の記事がおすすめです。お得かつ魅力的なプログラミング教室を紹介しています。
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