ARアプリ開発はいくらでできる?費用相場や必要な技術を紹介

2023.01.12
カテゴリー:オフショア開発

ARアプリ開発を検討しているけど、費用相場が分からず動き出せない人もいるはずです。

それなら、本記事で費用相場を把握して、開発の準備を進めてみましょう。

 

この記事では、ARアプリ開発の費用相場や開発に必要となる技術についてご紹介します。

また、開発手順を5ステップで解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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ARアプリ開発の費用相場

 

ARアプリ開発では、次の項目によって開発費用が変動します。

 

  • 人件費
  • 開発期間

 

このとき、人件費を抑えると開発期間が延びてしまったり、開発期間を短縮しようとすると人件費が増してしまったりと、切っても切れない関係にあるのが特徴です。

 

そこで、以下にエンジニアのタイプに分けて月額費用相場を整理しました。

おおよその目安となるので、ぜひ参考にしてみてください。

 

ARアプリ開発の費用相場
エンジニアの種類 費用相場
エンジニア(ビギナー) 30~80万円/人
エンジニア(中堅) 80~120万円/人
エンジニア(ベテラン) 120~160万円/人
プログラマー(下請け) 30~60万円/人
プログラマー(個人) 40~60万円/人

 

システム開発の設計〜運用まで実施する「エンジニア」の場合、作業項目が幅広いことから、1人当たりの月額費用相場が高めに設定されます。

このとき、エンジニアの経験年数によって作業スキルが異なるため、費用相場に大きな差が出ることを把握しておきましょう。

 

一方、コーディングや修正作業といった一部の作業を担う「プログラマー」は、作業範囲が限定されるので、費用相場は低めに設定できます。

 

また、ARアプリ開発の期間は、簡単なアプリなら3〜5ヶ月、複雑なアプリなら5〜1年程度かかるイメージです。

必要人員と開発期間を予想して、開発予算を導きだしてみてください。

 

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ARアプリ開発を検討している人によっては、すでに予算が決まっているため、なるべく費用を抑える必要があるとお悩みの方もいるはずです。

しかし、前述した費用相場をみると、大きな規模の開発にはそれなりの費用がかかってしまいます。

 

そこで、知ってほしいことがひとつ。

前述した費用相場は、国内を対象とした費用だということです。

 

そこで、もし同じレベルのスキルを持つ人材を安く確保したいなら、オフショア開発を検討してみてはいかがでしょうか。

オフショア開発とは、海外の開発スキルを持つ人材に安く開発を手伝ってもらうという手法であり、海外の物価にあわせて国内よりもお得に開発を実施できるのです。

 

オフショア開発を提供するSOFTASIAでは、日本語学習を終えた海外エンジニアのオフショアサービスを展開しています。無料相談をお受けしておりますので、まずは開発したい要件をお聞かせください。”

 

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ARアプリ開発に必要となる技術

 

中には、ARアプリ開発に必要な技術が分からず、エンジニアやプログラマーを選べないとお悩みの人もいるでしょう。

 

そこで、ここではARアプリ開発に必要となる2つの技術について詳しくご紹介します。

AR機能を動作させるために欠かせない要素ですので、ぜひ参考にしてみてください。

 

①ビジョンベースAR

ARに欠かせないのが、次の項目を認識してARを発現させる「ビジョンベースAR」です。

 

  • 画像
  • 写真
  • 映像

 

例えば「スマホ画面上に表示された物体(物やマーカー)」が表示された瞬間にARオブジェクトが発言するようにプログラミングする技術というイメージです。

このビジョンベースARには、次の3要素で目標を設定できることから、比較的自由度の高いAR機能を反映できます。

 

  • マーカー型(QRコードやイラストなど)
  • 空間認識型(映し出される空間すべて)
  • オブジェクト型(カメラに映った立体物)

 

それぞれ認識する要素が異なるため、幅広い用途に利用できるのが特徴です。

マーカー型によって特定の場所に野球選手を表示させる「AR選手パネル」や、空間認識型によって3Dインテリアを空間上に自由に配置できる「IKEA Place」など、豊富な種類が提供されています。

 

②ロケーションベースAR

ARを発現させる技術は、カメラ機能から映し出される要素を読み取るビジョンベースARだけではありません。

もうひとつ、デバイスに内蔵されたGPSといった位置情報をもとにARを発言させる技術として「ロケーションベースAR」があります。

 

この技術は、地図アプリのARナビ機能や、ゲームアプリとして有名な「ポケモンGO」に搭載されているのが特徴です。

 

屋内・屋外を問わず、GPSを取得できる場所ならどこでも利用でき、内臓センサーの力を借りて、方角や傾きまで表現できるのがロケーションベースARの強みだといえます。

 

ARアプリの開発手順

 

開発費用相場とARに必要な技術を把握できたのなら、最後にARアプリ開発の手順を把握していきましょう。

 

開発手順は大きく分けて5ステップでリリースにたどり着けます。

ARアプリ開発ではチームで動くシーンが数多くあることから、各ステップにかかる期間や費用を検討してみてください。

 

①開発環境の構築

まずは、ARアプリ開発に対応できる開発環境を構築してください。

ここで準備すべきは、以下に示す各要素を明確にすることです。

 

  • 利用するハードウェア
  • インターネット環境
  • 利用するソフトウェア(AR開発ソフト)
  • ARアプリを導入するデバイス
  • ARアプリをリリースする環境

 

例えば、開発のOSはWindowsとMacのどちらにするのかを決めておく必要があります。

またソフトウェアでは、3Dグラフィックスを作るソフトやIDEといったプログラミング統合開発環境を用意することも欠かせません。

 

他にも、アプリリリースの場所をApp StoreやGoogle Playのどちらにするのかということや、利用ユーザーのスマホデバイスまで考えておきましょう。

 

②オブジェクト作成

ARアプリには、アプリ内で出現させる3Dオブジェクトが必要です。

キャラクターやインテリア、他にも登場させる必要があるオブジェクトをひとつずつデザインしていきましょう。

 

オブジェクト作成では、3Dモデリングの知識が必要であることはもちろん、軽量化の知識・経験、またデザインスキルが求められます。

 

③システムのプログラミング

②と同時進行で、ARアプリのシステムをプログラミングしていきましょう。

例えばUIを構築したり、操作機能の付与、画面移動といった要素をプログラミングで追加していきます。

 

また、いきなりシステムを全て作り上げるのではなく、オブジェクト作成と同時進行で形作ることが大切です。

 

片方だけ作り上げてしまった場合、大きなミスにより作り直しが出る可能性もあるので、先走った開発は避けてください。

 

④テスト運用

大方のARアプリ開発が完了したら、まずはテスト運用を実施しましょう。

テスト運用を行う理由は次のとおりです。

 

  • 利用時の重大なバグがないか確認する
  • UX/UIを意識したアプリになっているか確認する

 

完成したアプリは、最終的にApp StoreやGoogle Playの審査を受ける必要があるため、確実に問題発生を避けられる状態に仕上げてください。

また、位置情報などを取り扱うアプリとなることから、セキュリティ対策について入念なチェックを行いましょう。

 

⑤リリース

すべてのチェックが終わり審査を通過できたら、ユーザーの反応を伺いつつARアプリの運用を行いましょう。

 

ユーザーの意見を聞きながら改良することはもちろん、ユーザーニーズを分析して新たな機能を付与することも大切です。

一度開発したアプリは、継続的に観察する必要があるので、リリースが終着点ではないと覚えておきましょう。

 

まとめ:お得にARアプリ開発したいならオフショア開発を検討しよう

この記事では、ARアプリ開発の費用相場や、開発に必要となるAR技術、また開発の手順についてご紹介しました。

 

ARの場合、スマホといったカメラ機能をもつデバイスを使って動作することから、空間認識できる技術を開発できる人材が必要です。

そこで、人材探しでなるべく人件費を抑えたいと考えているなら、国内エンジニアを起用するのもいいのですが、海外エンジニアを提供するオフショア開発に目を向けてみてはいかがでしょうか。

 

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