AR・VR開発とは?それぞれの違いやおすすめツールを徹底解説します

2022.12.20
カテゴリー:オフショア開発,開発

IT化・DX化の進展に伴い、新技術の開発に着手する企業が増えてきています。そこで、AR・VR開発に興味をお持ちの人もいるはずです。

 

この記事では、今後重要性が増していくAR・VR開発の概要と、おすすめツール、必要なプログラミングの知識について解説します。また、AR・VR開発を外注化する魅力も紹介しているので、参考にしてみてください。

 

ARとVRの違い

 

中には、ARとVRの違いを把握できていない人もいるでしょう。そこでARとVRの違いを簡単にご紹介します。

 

まず、2つの大きな違いは、シミュレーションの世界が異なることです。ARは拡張現実と言い、現実空間上に映像としてシステムや3Dモデルを当て込んでいく技術となります。一方、VRは仮想現実と言い、デジタル上の仮想空間上にシステムや3Dモデルを作り出していく技術です。

 

またARは、スマートフォンやタブレットといったデバイスがあれば誰でも利用でき、VRは、ヘッドマウントディスプレイを利用するのが特徴です。ARの場合はナビゲーションや教育、VRの場合はシミュレーションやコミュニケーションに利用されるなど、現代でも着実に私たちの生活に浸透している技術となります。

 

AR・VRのおすすめ開発ツール

 

AR・VRを開発するためには、専用ツールを導入する必要があります。このとき、ARとVRで利用するツールが異なるのをご存じでしょうか。

 

そこで、よく利用されているおすすめ開発ツールをご紹介します。

 

ARの開発におすすめのツール

 

ARの開発では、主に次の技術を導入していく必要があります。

 

  • 画像や空間認識に必要な「ビジョンベース」
  • 位置や方角を認識する「ロケーションベース」

 

ARを反映するためには、現実空間上にシステムや3Dモデルを表示させることが大切です。地面や奥行きなど、現実の空間を正しく認識させる必要があるため、3Dエンジンや位置認識に必要なマーカー設置の技術を用います。

 

このとき、AR開発でよく利用されているのが次に示すツールです。

 

 

上記からも分かるように、大手企業から提供されているツールが複数あります。ARの専門知識がなくても導入できるほか、開発を効率化するAPIが利用できるなど、システムのベースから利用せずともARを開発できるのが魅力です。

 

無料トライアルも充実しているので、まずはそれぞれのツールに触れてみてはいかがでしょうか。

 

VRの開発におすすめのツール

 

VRの開発では、位置把握の技術の他に、3Dモデルの作成ツールを積極的に活用する必要があります。そこで利用されているのが、次に示すツールです。

 

 

仮想世界に入り込み、あたかも自分がその世界で活動しているような気持ちになる必要があるため、ある程度のリアリティが求められます。質感を生み出すエンジンや、3Dモデルのデザイン、またそれらのマテリアルに質感や動きを出すことも重要です。

 

世界のすべてを作り出す必要があることから、プログラミングによるシステム構築と一緒に、デザインツールが求められています。

 

AR・VR開発に必要なスキル・プログラム言語

 

AR・VR開発には、専門スキルとプログラミング技術が必要です。まず、基本的なスキルとしては、次の技術が求められます。

 

  • コーディング
  • プログラム言語
  • 3Dモデリング
  • システム構築

 

また、開発力にあわせて企画力やコンセプト力が必要なのもAR・VRの特徴です。現在のVR・ARはエンタメ企業や教育、医療機関などの業界から注目されていることから、世の中のニーズにあうサービスを生み出す必要があります。

 

そして、AR・VRの開発に欠かせない技術がプログラミングスキルです。AR・VR開発では、次のような言語を扱っていきます。

 

  • C/C++
  • Python
  • JavaScript

 

中でもPythonはプログラミングの経験が浅い方でも入り込みやすい言語なのが特徴です。必要なスキル・プログラム言語を把握できたら、今何が必要なのか検討してみてください。

 

AR・VR開発を外注化する魅力

 

中には、AR・VR開発に力を入れたいけど、自身(自社)で対応するのが難しいとお悩みの方もいるはずです。それなら、現在不足している技術やスキルを一部外注化してみるのもいいでしょう。

 

最後に、AR・VR開発を外注化する魅力についてご紹介します。効率よくAR・VR開発を進める参考にしてみてください。

 

開発工数を削減できる

 

AR・VR開発を外注化すれば、自身(自社)で実施する開発工数を大幅に削減できます。

 

まず、全ての作業を自身(自社)で行うときには、企画・開発・テストなど様々な工程に時間をかける必要があるでしょう。また、開発の中にも複数の作業があるので、作業人員やスキル不足の人員が多いほど、時間がかかります。

 

一方、現在不足している部分の作業を外注化できれば、効率よく連携を取りながら開発を進められます。

 

中には短いスパンで開発を進めなければならない場合もあるので、期日に遅れてしまわないためにも、検討してみてください。

 

不足知識・スキルをカバーできる

 

AR・VR開発では、新技術を含む新たな知識とスキルが必要です。しかし現段階で、知識・スキル不足だという場合もあるでしょう。

 

一方、AR・VR開発を外注化できれば、不足する知識や技術をプロに任せることができ、自身は得意分野に特化して動けるという環境を整備できます。

 

開発を進める際には、すべてに対応できるオールラウンダーよりも、得意分野に特化したチームで戦うほうが効率的です。まずは現在不足していることが何かチェックし、どのような人材に開発を依頼すべきか検討してください。

 

自社の得意を活かした開発が可能

 

自身(自社)が得意とする分野は何でしょうか。中には企画やテストなどは得意だけど、開発分野で人材不足に困っていたり、プログラミング技術の経験が浅かったりする場合もあるはずです。

 

このとき、苦手とする分野まで背負ってしまうと、AR・VR開発をハイパフォーマンスで進行できません。苦手な部分は得意な人に任せるというように、AR・VR開発を得意とする外注に対応してくれる企業も多くあります。

 

効率よく動くためには、自身(自社)の得意を活かすことが重要なので、事前に不足している項目を洗い出しておくといいでしょう。

 

オフショアを利用して低コストの開発を実現

 

外注化を検討するときにネックとなるのが、開発コストの増加です。特に国内企業に外注をお願いすると、外注費用だけで大幅に予算を締め付けてきます。

 

そこで、少しでもコストを押さえて開発を進めたいなら、オフショア開発を利用してみるのもひとつの手でしょう。海外で活動するプログラマーの手を借りて開発することで、予算内に収まるハイクオリティなAR・VR開発を実現できます。

 

オフショア開発に対応する海外企業では、日本語に精通する担当者も大勢いるため、利用を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

 

おわりに

この記事では、現在注目が集まっている新技術「AR・VR開発」の違いやおすすめのツール、必要なスキル・プログラミング言語についてご紹介しました。

 

今後も成長する見込みがある業界であり、国内でも次々とAR・VRを活用したサービスが登場しています。もしAR・VR開発を視野に入れているなら、まずは本記事の内容を参考に自社対応範囲を分析し、不足部分に対して外注化を検討してみてください。

 

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