失敗事例から学ぶ|正しい社内満足度改善の施策・考え方を紹介

2023.04.26
カテゴリー:DX

 

「社内満足度を改善するために、効果的な施策を検討したい」と考える方も多いでしょう。ただ、施策の失敗が怖く、なかなか動き出せない人もいるはずです。

 

そこでこの記事では、少しでも社内満足度の改善失敗を回避する参考として、よくある失敗事例をご紹介します。また、社内満足度改善の方法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

社内満足度改善ができなかった5つの失敗事例

 

社内満足度を高めるためには、事前に失敗事例を理解して回避することが大切です。

 

まずは、よくある社内満足度改善の失敗事例として5つの事例をご紹介します。多くの企業に関わるポイントですので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

失敗事例1:コミュニケーション不足

社内満足度改善でよく起こるのが、コミュニケーション不足を起因とした失敗です。

 

例えば、社内満足度向上のシステムを導入したけど、対象の従業員に具体的な説明をしていない場合などに問題が発生します。

 

システムやルールだけ整えても、その内容を従業員が把握していなければ、社内に施策が浸透しません。その結果、費用対効果が生まれず、計画が頓挫してしまう場合もあるので注意が必要です。

 

確実に社内満足度改善のシステムやルールを浸透させるためにも、事前に社内研修や告知を行いましょう。

 

 

失敗事例2:評価・報酬制度の不備

社内満足度を改善するためには「評価」「報酬」の2項目を見直す必要があります。もし、見直しを行わず、評価・報酬制度の不満をそのままにしてしまった場合、社内満足度が改善せずに頓挫する場合もあるでしょう。

 

例えば、従業員ごとの評価・報酬に偏りが出てしまったり、頑張りや実力に対する成果が見合わなかったりすると、社内満足度は改善しません。

 

社内満足度の改善では、年齢を問わず上を目指せる環境を整えること、頑張りに対する報酬アップの制度とを整えることが大切です。施策を講じる際には、評価基準や報酬額の妥当性を検討してください。

 

 

失敗事例3:社員のキャリアアップ支援の不足

社内満足度改善のためにシステムを導入しても、担当者によるキャリアアップ支援が不足していると、途中で失敗する場合があります。

 

特に社内満足度改善のルールなどは、従業員同士のコミュニケーションが必要不可欠動き出せずにいるポイントを把握し、適切な支援を行いましょう。

 

また、キャリアアップ支援により担当者の負担を増やさないためにも、マニュアルやルールを整備しておくことをおすすめします。社内満足度のシステムの中にはルール・マニュアル整備の機能も搭載されているので、システムを活用しつつ、社内満足度を改善していきましょう。

 

 

失敗事例4:ワークライフバランスの悪化

社内満足度を改善する際には、ワークライフバランスにも目を向けましょう。もし社内満足度を改善することに伴って、仕事量が増えてしまった場合、逆に社内満足度が低下する恐れがあります。

 

現代の日本では、大勢の従業員がワークライフバランスを重視しています。社内満足度を高めるために催しごとや、対策の時間を設けることも大切ですが、その時間が「ワーク>ライフ」にならないように気を付けてください。

 

ただし、ワークライフバランスを検討するのは簡単なことではありません。そこで、社内満足度改善の施策を講じる前にテスト期間を導入してみてはいかがでしょうか。

 

例えば、システムの無料体験期間を利用して効果を検証します。その効果を見込めたうえで本格導入すれば、失敗するケースを削減できるようになるでしょう。

 

 

失敗事例5:従業員の能力不足

社内満足度改善には、対象者である従業員の能力が影響します。従業員自体にやる気やモチベーションがなければ、どんなに良質な施策を講じても、思うような結果が出ない場合もあるでしょう。

 

そこで重要となるのが、自社の状況を分析し、施策のレベルを検討することです。例えば、次のようなポイントを検討し、現状の課題を抽出してみましょう。

 

  • 従業員が何に不満を抱えているのか
  • 従業員が積極的に取り組める施策は何か

 

また、社内満足度改善の施策は、トライアンドエラーを繰り返すことが大切です。一度の施策で効果を出せないのは当たり前のことですので、複数の施策を用意してチャレンジしてみてください。

 

 

失敗から学ぶ社内満足度改善の方法とは?

 

前述した失敗例は、多くの企業が悩んでいる問題です。どんなに良い施策を検討しても、失敗するケースが良くあります。では、どのようにして自社に合った社内満足度改善の施策を講じるべきなのでしょうか。

 

結論として、社内満足度改善の施策を検討するのなら、以下の方法を試してみてください。

 

  • 社内アンケートから不満を読み取る
  • 制度が機能しているか定期的にチェックする
  • 従業員エンゲージメントサービスを利用して一括管理する

 

各項目について、実施する魅力や効果をご紹介します。

 

 

①社内アンケートから不満を読み取る

まずは施策を検討する前に、社内アンケートを実施しましょう。例えば、次の項目をアンケートで集計します。

 

  • 抱えている不満
  • 理想の職場イメージ
  • 会社に不足していること

 

アンケートの中では、従業員が抱えている不満などを聞き出したり、チェックリストをつくって従業員全体の傾向を聞き出したりしましょう。

 

社内の不満は、そのまま社内満足度改善の課題として利用できます。まずは従業員がどういったことに不満を抱えているのか把握し、そこから正しい施策を考えることによって、効果的な改善が可能です。

 

 

②制度が機能しているか定期的にチェックする

社内満足度改善の施策を講じた後には、正しく機能しているか定期的なチェックを行いましょう。このときには、各従業員に利用状況を確認したり、再度アンケートを実施したりとあらためて効果を実証するのがおすすめです。

 

中には、短期的には効果が出ていたけれど、ある程度時間が経つと、満足度がまた減少しているというケースもよくあります。働き方に対する考え方は、日々変化している状況です。一度の施策だけでは長期的な社内満足度改善につながらない場合もあるので期間を決めて確認を行いましょう。

 

また、チェックを行う際には、役職や年齢、部署などカテゴリに分けて分析できるようにしてください。施策に対する不満を抽出できるようになれば、小規模な対策で問題が解決する場合もあります。

 

 

③従業員エンゲージメントサービスを利用して一括管理する

社内満足度改善の施策の検討、実施、検証に負担を感じている方も多いはずです。中でも、Excelでデータを集計したり、クラウドサービスのアンケートを利用したりと、バラバラのサービスを活用している会社も多いでしょう。

 

そこで、社内満足度改善の施策を効率的に実施したいなら「従業員エンゲージメントサービス」を導入してみてください。

 

従業員エンゲージメントサービスでは、次のような機能を利用できます。

 

  • 従業員の一括管理(情報整理やステータスの表示)
  • アンケート機能
  • データ分析機能
  • 評価手法・ルール・マニュアルの設定機能

 

前述した要素をすべて網羅していることはもちろん、時間のかかる作業を自動化して分析できます。

 

もしおすすめの従業員エンゲージメントサービスをチェックしてみたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。

社内全体を可視化する|従業員エンゲージメント向上に役立つおすすめサービス5選

 

 

おわりに

社内満足度改善を実現するためには、事前に失敗事例を理解し、回避することが大切です。また、施策の検討や実施・検証を行うことには、大きな負担がかかってしまいます。そこで、効率的かつ低コストで社内満足度改善を目指したいのなら「従業員エンゲージメントサービス」を導入してみてはいかがでしょうか。

 

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